日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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316:「コンビ」

「二人一組」のことを一般的に「コンビ」と言いますね。

これは、皆さんも想像できると思いますが、ある英単語から来ています。

しかし、元の英単語をそのまま言ったとしても、英語ではおそらく「コンビ」という意味では通じないでしょう。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「コンビ」という言葉は、英語の「combination」の略語であるとされています。

では、「二人一組」の意味で「あの二人は言いコンビだ。」というのを「They are a good combination.」と言えば通じるかと言えば、たぶん相手は何のことを言っているのか理解できません。

「combination」というのは「組み合わせ」や「合体」という意味なので、日本語の「二人一組」という意味とは少し違っています。

では、「二人一組」という意味で「コンビ」と言いたい場合、英語ではどのように表現するのでしょうか。

このような時、英語では「duo」という言葉が使われます。

「Longman Advanced English Dictionary」で「duo」を調べてみましたら、「two people who do something together, especially sing or play music」と書かれていました。

「一緒に何かをする二人の人間、特に歌ったり音楽を演奏したり」ということですので、「duo」は主に音楽の場面で使われる言葉のようですが、「comic duo」のように、何かしらの言葉を前に置けば音楽の分野に限らず「duo」という言葉を使うことができます。

「duo」の他に「pair」という言葉も「二人一組」という意味で使われますが、日本語の「コンビ」という表現とは少し意味合いが異なるように感じます。「pair」は確かに「2つで1組となっているもの」を指しますが、必ずしも「一緒に同じ事をしているコンビ」という意味で使われるとは限りません。

個人的には、日本語の「コンビ」に一番合う英語の言葉は「duo」だと思います。

是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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