日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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356:「グラタン」

ホワイトソースの中に肉や野菜やマカロニなどが入ったものをオーブンで焼いた料理のことを一般に「グラタン」と言いますね。

これは英語では少し違った発音の仕方をするので、日本語のカタカナ発音のままでは通じない可能性もあります。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「グラタン」は、英語では「gratin」というスペルで書かれます。

「gratin」の発音記号は[grǽtn]です。

まず、最初の「gra」の部分は、「グラ」という2つの音ではなく、「g」と「r」を合体させて1つの音として発音するようにしましょう。さらに、「ラ」に当たる音は[æ]という母音に対応しているので、少々「レ」の音が混ざったような感じで「ラ」と長めに発音すると良いでしょう。

そして、その後は、これは日本人には難しいのですが、[tn]という音になります。

[tn]は、日本語の「ナ」の音を出そうとする時に「舌先」が付くところに舌先をつけっぱなしにして、喉から「ン」という音をだすのですが、それだけだと「n」の発音になりますので、舌先をつけっぱなしにした状態で「トゥ」という音を飲み込むようにして発音します。

カタカナで表記するのは難しいのですが、[tn]の音は、「グン」とか「ウン」のような感じに聞こえるかもしれませんが、これはあくまでも[tn]という音なのです。

[t], [d], [l], [n]の4つの音には共通した特徴があり、これらが連続した場合には、発音の仕方も特別なものになります。

これについては過去に本ブログの中で説明したことがありますので、興味のある方は以下の記事をお読みになってみてください。
『[t][d][l][n]の連続音』

 

是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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