中学生や高校生など、多くの学生が「今度の試験の範囲だけを勉強しよう」という姿勢で英語を学んでいます。

試験範囲を勉強するのは結構なことです。

しかし、英語というものは、「一部だけ」を切り取って学んでいるうちは、いつまでも身についていきません。

ギリギリの範囲に絞り込んで、そこだけを学習し、しかも「理解」せずに無理矢理「覚える」ということを当然のように行う。

そういう学生は、たいてい、英語の学習を「辛く、苦しいものだ」と捉えていることでしょう。

こうした地獄のような苦しみが、定期試験の度にやってくるのです。

「無理矢理覚える」ということでなんとか試験を乗り越えるけれど、結局は自分の中に何も残らないまま終わってしまい、そして次の試験がすぐにやって来ます。

次の定期試験では、再び「ゼロ」に近いところから始めなくてはなりません。

このような悪循環から抜け出すには、一部だけを切り取った学習を見直す必要があります。

 

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英語というものは、何度も「塗り重ねていく」ことで身についていくものです。

一度やった学習内容を、頭ではわかりきっていることを、何度も、何度も、繰り返すのです。

漆(うるし)を塗り重ねていくように、ある学習を何度も何度も繰り返していくと、そのうち「厚み」が出てきます。

塗り重ねてできた「厚み」というものは、ちょっとやそっとのことでは失われません。

例えば、「be動詞」という文法項目があります。

これを本当に理解していくには、「be動詞」を使った英文を何度も読んだり、何度も書いたり、何度も発音したりしていく必要があります。

何度も繰り返し塗り重ねていくと、そのうち、「とっさに反応しても間違わない」というように変化していきます。

be動詞を使う場面に出くわした時に、とっさに反応したにも関わらず、間違わなくなるのです。

 

「とっさに反応しても間違わない」というのは、何も英語に限った話ではありません。

どのようなことであっても、人間が身につけられることであれば、何度も繰り返し塗り重ねたものは、「とっさに反応しても間違わない」ようになっていくものです。

料理をしたり、車を運転したり、楽器を演奏したり。

何をするにしても、「塗り重ねられたもの」であれば、「とっさに反応しても間違わない」のです。

英語もこれと同じで、「発音」や「文法」といった学習を、何度も何度も繰り返し塗り重ねてみましょう。

そうすると、少しずつ、自分の中に「厚み」が出てきて、簡単には失われないようになります。

もちろん、何度も塗り重ねていくという行為は、地味で、つまらない行為かもしれません。

そんなことをする時間があるなら、今度の試験範囲の単語の1つでも覚えた方がマシだ、と思うかもしれません。

しかし、英語というものを「言語」として捉えず、「単なる試験科目」として捉えているうちは、地獄の苦しみから逃れることはきっとできないでしょう。

どうせ勉強をしていくならば、「目の前の試験」だけを見るのではなく、「未来において実際に使える英語」というものも視野に入れてはいかがでしょうか?

地味で、つまらない行為かもしれませんが、何度も繰り返し「塗り重ねる」ということを実践した人だけが、簡単には失われない「厚み」というものを手にすることができるのだろうと思います。

 


 

本校では、「発音」「音読」「暗唱」「英文和訳」「文法学習」「単語学習」「英作文」といった様々な学習項目をバランス良く取り入れ、全てにおいて、何度も繰り返し「塗り重ねる」ようなレッスンを行っています。

「厚み」を手にするには少々時間がかかりますが、一度手にした「厚み」は簡単に失われません。

それは、学校の定期試験や大学受験にも十分通用するだけでなく、社会に出てからも使えるものです。

英語の勉強で苦しんでいる人は、是非一度、本校の説明会(無料)にお気軽にご参加ください。

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