本の「目次」だけを見て英文法を学習した気になってしまおう、という究極の中途半端企画の時間です(笑)

英文法の本にある「目次」をざっと見て、その文法って一体どんなものだろう、と思い出してみようというこのコーナー。

今回から「第2章」に入ります。

さあ、早速見てみましょう!

===========================
第2章 名詞・冠詞・代名詞
第1節 名詞
 1. 名詞とは

 2. 名詞の基本的な働き
  (1) 主語となる(述語動詞の「動作を行うもの」「述部の主体」)

  (2) 動詞の目的語となる(述語動詞の「動作が行われるもの」「述部の対象」)

  (3) 補語となる(主語や目的語と「イコールの関係」となる語)

  (4) 前置詞の目的語となる(前置詞の後ろに置かれ、形容詞句や副詞句の一部となる)

 3. 名詞の形容詞的な働き
  (1) 直後の名詞の「分類」を表し、修飾する場合

  (2) 所有格となって名詞を修飾する場合

 4. 名詞の副詞的な働き(名詞の副詞的目的格)
  (1) 「特定の時間」を表す名詞が「動詞」を修飾する場合

  (2) 「特定の空間」を表す名詞が「動詞」を修飾する場合

  (3) 「特定の方法」を表す名詞が「動詞」を修飾する場合

  (4) 「数詞+単位を表す名詞」が「程度差」を表し「形容詞」「副詞」などを修飾する場合

  (5) 「特定の時間」を表す名詞が、前置詞を伴わずに直前の「名詞」を修飾する場合

 5. 可算名詞と不可算名詞
  (1) 可算名詞(数えられる名詞)

  (2) 不可算名詞(数えられない名詞)

  (3) 使い方や意味によって「可算名詞」と「不可算名詞」の両方になる名詞

 <続く>

===========================

名詞は長いので、とりあえずここまで(前半まで)とさせて頂きます。

「名詞」というのは、文の中には必ず登場してくる品詞ですね。

5つの文の要素(V、S、O、C、M)のうち、「V」以外のところではたいてい使われます。

名詞を扱うには、結構たくさんのルールを知る必要があるので、ここを勉強した途端に「英語がイヤになった!」という人もいるかもしれません。

例えば、上記の「5」なんかは、日本語にはあまり馴染みのない概念と言えます。

1つの「リンゴ」も2つの「リンゴ」も、日本語では「リンゴ」であることに変わりありません。

しかし英語では、1つなら「apple」で、2つ以上なら「apples」というように名詞自体が変化します。

このように「日本語にはない概念」で理解しなくてはならない文法項目は、日本人にとっては理解しづらいものなのですね。

「日本語にはない概念」というものは、もう、そのまま「英語ではこうなんだ」と受け入れていくしかありません。

ここは外国語学習の面倒くさいところでもありますが、こういう「違い」というものは興味深くもあります。

「面倒くさい」と捉えて進めずにいるか、「興味深い」と捉えてどんどん吸収していくか。

若い頃の私はどちらかと言えば「前者」のタイプでしたので、こういう違いを面倒くさいと捉えてしまう人の気持ちはよ~く分かります。

でも、それを面倒くさいと言って受け入れないでいれば、いつまでも英語が自分のものになりません。

外国語を受け入れていくには、「自分の国の言葉とは違うものなんだ」という柔軟な気持ちが大切なんだろうと思います。

さて、次回は「第2章・第1節(後半)」をご紹介していきますね。
どうぞお楽しみに!

★目次だけでなく、詳しく勉強してみたいという方は本校のウェブサイトをご覧になってみてください。様々な形での学習方法をご提案しています!
また、ここでご紹介している文法書も以下のサイトからご注文頂けます。

デュープラー英語学院ウェブサイトはこちら→ http://www.dupler.jp