英語の学習において、「暗唱」という手段は、非常に有効です。

これまでも書いてきましたが、暗唱によるメリットには、以下の2つが挙げられます。

 ★暗唱のメリット1・量を確保できる。(詳しくはこちら
 ★暗唱のメリット2・正しくアウトプットできる(詳しくはこちら

これらのメリットは、「会話」というスタイルではなかなか得られません。

私(久末)自身も、すでに20年近く、日々「英文暗唱」を実践しています。
そのおかげで、私は日本で生活しながらも、英語を忘れずにいられます。

忘れずにいられるどころか、ますます「自然な英語」「クリアな英語」「正しい英語」が身についていっている感じがします。

さて、「暗唱」を身につけるには、まずは「音読(文字を見ながら発音していく)」ということを徹底的に繰り返さなくてはなりません。

頭でガチガチに覚えるのではなく、「歌を覚えるように」して、「耳と口」を使って覚えていくと良いのです。

では、「音読」をする際の注意点はなんでしょうか? というところまでを前回まで書いていたのです。(ここまでのあらすじ)

「音読の心構え」としては、以下の3つが挙げられます。

 1.スペル(文字)と発音の関連性に注意すること。
 2.英文の構造(品詞・文法項目・文型)を意識すること。
 3.英文の意味、単語の意味を捉え、そこから「映像化」しながら音読すること。

前回までは、この3つのうちの「1」について解説しました。
今回は、「2」について書きます。

英語が私達にとって「外国語」である以上、英文の構造は「自然に理解できる」というものでは決してありません。

英語でやりとりする際には、英語を母国語とする人達の間に「文の構造に関するルール」というものがあるはずです。これを一般に「文法」と呼ぶのですが。

で、「文の構造に関するルール(=文法)」は、言語である以上、全て「音の中」に含まれているはずなのです。

一般に、「文法」と言えば「お勉強」と解釈されがちですが、「文法」は、本当は「音の中」において機能すべきものです。

ところが、「音読」ということを実践する際、意外にこの「文の構造に関するルール」を意識していない人が結構います。

「音を出す」ということに意識が行ってしまい、「発音の仕方」だけに気を取られ、その文の「構造(=文法)」というものにまで意識が回らなくなってしまうのです。

しかし、「音を出しながら、文の構造について考える」ということを意識しないでいると、いつまでも「意識的に正しい英文で会話する」ということができるようにはなりません。

逆に「音」に意識を保ちながら、「文の構造に関するルール」についても意識していくと、いざ、自分で英文を作って「会話」をしようとした時に、少しずつ「正しい英文」を作れるようになります。

さて、「文の構造に関するルール」というのは、「品詞」や「文法項目」や「文型」のことなのですが、こればっかりは「お勉強」という形で学習していくしかありません。

特に、「文型」と「品詞」のつながりをきちんと理解していくことが、「文の構造のルール」を把握していくことにつながります。

まずは、「文型」と「品詞」のつながりについて学習していくと良いでしょう。
そして、その理解を「音読」という活動の中に入れていくと良いのです。

<続く>

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