前回も説明しましたが、「疑問詞」を使った疑問文を作るには、まず慣れないうちは、「答えとなる英文」を想定してから始めるのが良いでしょう。

つまり、「目的語」を尋ねる疑問文を作るには、そもそも「目的語」が入り込んだ文を想定するのが良いということです。

「目的語」というのは、「動作」が「行われる人やもの」のことです。

「彼女はあの車を売った。」という文ならば、「あの車」の部分が「売られた側のもの」となりますので、「あの車」が「目的語」ということになります。

「主語」があり、「述語動詞」があって、その後ろに「目的語」が1つ続くような文は、「第3文型(S+V+O)」という文型になります。

「第3文型」となる文は、たいてい、「述語動詞(V)」のところには「be動詞」ではなく、「一般動詞」が入ります。

例: I   eat   bread   every morning. 「私は毎朝パンを食べます。」

この文では、「パン」の部分が「食べられる側のもの」と言えますので、「パン」が目的語ということになります。

この文が答えとなるとして、「bread(パン)」という「目的語」の部分を尋ねるような疑問文を作ってみましょう。

「bread(パン)」が答えとなるような疑問文なのですから、日本語で言えば、「あなたは毎朝何を食べるのですか?」という疑問文にすれば良いということなりますね。

「目的語」を尋ねる疑問文は、「目的語」に当たる部分の言葉を「疑問詞」に置き換え、その疑問詞を文の先頭に置きます。この例ならば「what(何)」という言葉が疑問詞として使われます。

文頭に「疑問詞」を置いたら、あとは、「一般動詞の疑問文」を作る要領で、「do+主語+一般動詞の原形」の形を続ければ良いのです。

→  What   do   you   eat   every morning? 「あなたは毎朝何を食べるのですか?」

このように「目的語」を尋ねるような疑問文は、たいてい「一般動詞」で表されますから、「疑問詞+do(又はdoes)+主語+一般動詞の原形〜?」という形で文を作れば良いのです。

 

さて、次回は「時」を表す修飾部分を尋ねるような疑問文の作り方についてご紹介します。

 

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