「選ぶ」は、英語では「choose」「pick」「select」「elect」「take」のように表現されます。

 

「choose」は、「選ぶ」の意としては最も一般的な表現で、「慎重に選ぶ」という場合にも使われますし、「気楽に選ぶ」という場合にも使われます。

「pick」は、形式張らない語で、比較的「簡単に選ぶ」や「気楽に選ぶ」といったイメージで使われます。選択肢からどれを選んでも大差ないと思える場合や、勘を働かせて選ぶような場合には「pick」が使われます。

「select」は、 「pick」と逆で、「慎重に選ぶ」や「目的にかなっているかどうかを考慮して選ぶ」という場合に使われます。「selection(セレクション)」という言葉は「select」が名詞へと派生した言葉ですが、これは「何かの目的にかなって選ばれたもの」ということになります。

以上の3つを比較すると、「choose」は「pick」と「select」の中間にあるもの、と言えます。

「elect」は、「投票などによって選出する」の意で、主に「選挙」や「投票」などの際に使われる語です。

「take」は、「与えられた選択肢から1つを選び、自ら手を伸ばして取る」という意味の言葉です。ただ選ぶだけではなく「手を伸ばして取る」というイメージがあります。このことから、「take a shower(シャワーを浴びる)」や「take a walk(散歩をする)」などのように「動作を選んで行う」という場合にも「take」が使われます。さらに「take a bus」や「take a tax」のように「交通手段を選んで移動する」という場合にも「take」が使われます。