「仰向けに」は、英語では「on one’s back」「face up」のように表現されます。また「うつ伏せで」は、英語では「on one’s stomach」「face down」のように表現されます。「on one’s stomach」は「on one’s face」「on one’s belly」と表現される場合もあります。

 

「on one’s back」の「on」は「接触」の意を表す前置詞で、この場合は「地面」や「床」への接触を表します。また「one’s」の部分には、「my」や「his」など、「人称代名詞の所有格」が置かれます。また「back」は「背中」という意味の名詞です。

つまり、「on one’s back」と言えば、「〜の背中を地面(や床)にくっつけた状態で」ということを表し、それが日本語での「仰向けに」という意味となるのです。この「back(背中)」の部分が「stomach(胃、お腹)」や「face(顔)」や「belly(お腹)」になれば、「〜のお腹(や顔)を地面(や床)にくっつけた状態で」ということになり、日本語での「うつ伏せで」という意味になるのです。

 

また「face up」の「up」は「上に」という意味の副詞なので、「顔を上に向けて」という意味、つまりは「仰向けに」という意味となります。「face down」はその逆で、「顔を下に向けて」という意味から「うつ伏せで」という意味となるのです。

 

通例、「on one’s back」や「on one’s stomach」という表現は、「lie(横になる)」や「lay(横に寝かせる)」などの動詞と共に使われますが、これらの動詞がなければ、単に「(何かが)背中にくっついて)」や「(何かが)お腹にくっついて」という意味となってしまいますので注意が必要です。

一方、「face up」や「face down」は、動詞が何であったとしても、たいていは「仰向けで」や「うつ伏せで」という意味となります。従って、英語で「仰向けで」や「うつ伏せで」と表現する場合には、「face up」か「face down」を使うことをお勧めします。。