「外国で(に・へ)」は、英語では「abroad」「overseas」という語で表現されます。

 

abroad」は、そのまま「外国で」や「外国に」や「外国へ」という意味で使われます。

 

overseas」は、「外国」というよりも「海を越えて」という意味になり、つまりは「海外で」や「海外に」や「海外へ」という意味で使われます。

 

日本のような「島国」では「外国」と「海外」は同じ意味で使われますが、「隣国と地続きとなっている」ような場合には、「外国」は必ずしも「海外(海を越えた先)」であるとは限りません。

アメリカから見れば、「カナダ」や「メキシコ」は地続きとなっているので、そこへ行くことは「go abroad」と言えますが、「go overseas」とは言えません。

 

なお、「abroad」と「overseas」は、どちらも副詞なので、「to」や「in」などの前置詞を伴わず、単独で機能することができます。