「映画を見る」ということは、日本で英語を学ぶ上で、最も有効な学習方法の1つと言えます。

本校では、「映画を見よう」ということを生徒達の指導にも取り入れております。

かくいう私(久末)も、映画は大好きなので、これまでたくさん見てきました。

最近見た映画は「スラムドッグ$ミリオネア」です。

 

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これは2008年に公開された、「イギリス&インド」の合作映画で、原題は「Slumdog Millionaire」です。

ネット上のあちこちの評価を見ると概ね「良い」とされていますが、私は個人的には「話の作り方がずいぶん緩いなぁ」と感じました。

この映画がインド社会の実情をどれだけ反映しているのか分かりませんが、もし忠実に反映しているならば、その点においては大変勉強になりました。

ただ、どこまで「本当のこと」なのかがよく分からず、映画の中で描かれていることを真に受けて良いものかどうか、私の中で困惑している部分が少なからずあります。

また、主人公の青年が問題の答えを知っていた理由を解き明かすように物語が進んでいきますが、そこまでの偶然が重なっているというのはあまりにも「出来すぎている」とも感じました。

目を覆いたくなるような残酷な場面もあり、真剣に見るべきなのかと思いきや、話の組み立てが「出来すぎている」ようでもあり「嘘っぽい」感じも漂っています。

まあ、「娯楽映画なのだ」と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、どこまで本気で、どこまでふざけているのか、なんともよく分からない映画でした。

映画の中の「英語」はインドの英語なので、英語初学者にはあまりお勧めできませんし、また「内容」としても、個人的にはあまりお勧めできません。