日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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130:「ヘルニア」

 

臓器の一部が異常な位置に飛び出した状態となっていることを「ヘルニア」と言います。

例えば、本来は椎間板(ついかんばん)の中にあるはずの「随核(ずいかく)」が外に飛び出した状態を「椎間板ヘルニア」と言いますね。

私の身内にも椎間板ヘルニアになった者がいますが、結構大変な手術までしました。

そんなヘルニアですが、これは英語では少し違った発音となります。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「ヘルニア」は、英語では「hernia」というスペルで書かれます。

これの発音記号は[hə́ːrniə]となります。

日本語では最初が「ヘル」となりますが、この発音記号を見てお分かりの通り、英語では最初は「ハァ」というような発音になります。

[ə́ːr]という記号は、日本語の「アー」とは少し異なります。

「舌」を手前に引くようにして丸め、ただし「舌先」はどこにも触れないようにします。

同時に「上の奥歯」の両方の内側に、「舌の側面」が当たっていることを確認しましょう。

この状態のまま、喉から「こもった音」を響かせるようにして「アー」と発音するのです。

今回の「hernia」の「her」の部分は、まさにこの音を使います。

つまり、最初からこもった感じの音で「ハァ」と発音するのです。

 

これができたらもうオーケーです!

あとは、日本語とほぼ同じように「ニア」と言えば完成です。

単語のアクセントは、前半の「ハァ」の部分にありますので、ここをグッと高く、強く発音しましょう。

 

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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。