英語を学習する上で、「暗唱」ほど効果のあるものはありません。

世の中、外国語習得には「音読が良い」ということを主張する人はたくさんいますが、「暗唱」までやるべきだと主張する人はあまり多くはないようです。

ですが、私は声を大にして主張したい。

外国語を学習する際には、「音読」だけでなく、絶対に「暗唱」までやった方が良いということを。

私(久末)自身、20歳の頃からずっと「音読」と「暗唱」を繰り返しています。

そして、そのことによる「効果」は誰よりも実感しているという自負があります。

「音読」や「暗唱」のメリットには、既にお話しました通り、主に「2つ」あります。

 1.量を確保できる(詳しくはこちら
 2.正しくアウトプットできる(詳しくはこちら

この2つは、自分以外の誰かとの「会話」というスタイルでは決して得られないメリットと言えるでしょう。

「会話」の場合は「相手が必要」ということから、「毎日、自分が望むだけたくさん」というわけにはいきません。

また「会話」では、「自己流の英語」を常にアウトプットすることとなり、「正しくアウトプットする」ということは非常に困難です。

もちろん、「会話」によるメリットもありますが、それ以上に、「音読」や「暗唱」によるメリットは計り知れないほど大きいものです。

では、「音読」や「暗唱」を続けていくと、どのような「学習効果」が期待できるでしょうか?

いくつかありますが、今日はまず1つ。

タイトルにも書きましたが、音読や暗唱の効果としては、「いつでも英語の波に乗れる」ということが挙げられます。

「英語の波? 何それ?」

「波」という言葉がよく分からないかもしれませんが、要するにこういうことです。

言語というものは、もともと「音」によって作られています。

「音」というのは、空気を伝う振動ですから、つまりは「波」とも言えます。

2カ国語以上を話せるようになった人には、おそらくこれは共通の感覚なのだと思いますが、「1つの言語」には「1つの波」がある、という感じなのです。

「日本語」には「日本語の波」があり、
「英語」には「英語の波」がある、

ということです。

例えば、私が日本語を話している時、私の頭の中には「日本語の波」が発生していて、その波に乗ることで、日本語で考えたり、日本語を話したりすることができると言えます。

ところが、これを「英語」に切り替えると、私の頭の中には、「日本語の波」とは全く異質な「英語の波」が発生します。

その「英語の波」というものが発生し、それに乗ることによって、英語で考えたり、英語を話したりすることができる、というわけです。

仮に「英語の波」が発生していない時に、無理矢理、英語で考えたり英語を話したりしようとすると、どうしても「ぎこちない」感じになってしまいます。

私は日常的には日本語しか話しませんし、英語で会話する機会というものはほとんどありません。

しかし、そんな状況にいながらも、私は日頃から英語の「音読」や「暗唱」は欠かさずに実践しています。

英語の「音」を耳から入れて、口から出す、ということを日常的に繰り返していると、いつでも、とっさに「英語の波」を自分の意志で発生させることができるのです。

だから、道ばたで急に英語で話しかけられても、いきなり英語の電話がかかってきても、私には何も問題はありません。

すぐに「英語」に切り替えて考えたり話したりすることができるのです。

「英語の波」という感覚を理解するのは、「2カ国語以上」を身につけていない人には難しいかもしれません。

次回、もう少し「英語の波」という感覚についてご説明します。
どうぞお楽しみに!