「食べる」や「飲む」は、英語では「eat」「drink」「sip」「have」「take」「swallow」という語で表現されます。

 

「eat」は、一般的に「食べる」という意味で使われます。以下で説明する「have」よりも「直接的」な表現で、主に「固形状のもの」を口に入れ、歯で噛み切ったりすりつぶしたりしてから飲み込む、という動作をのものを表します。

「eat」の目的語には主に「食べ物」が置かれますが、「食事を表す言葉(「breakfast」や「dinner」など)が目的語として置かれる場合もあります。どちらにしても「have」よりも「食べる行為」に重点が置かれます。また「液体」の場合であっても、「スープ」のように「固体の具材」が入っていたり、スプーンなどの道具が用いられる場合には「eat」が使われます。

なお、「英式」の表現では、「eat」は「have」で代用されることが多いとされています。

 

「drink」は、一般的に「液体を飲む」という意味で使われます。「eat」と同様、「have」よりも「直接的」な表現で、「液体を口に入れ、喉を通して流し込む」という動作そのものを表します。通常は「cup」や「glass」などの容器に口をつけて飲むような場合に「drink」が使われます。なお、「飲む」と言っても「薬を飲む」という場合は「drink」ではなく「take」が使われます。

 

「sip」も、「drink」と同じように「液体を飲む」という場合に使われるのですが、「drink」と異なり「少しずつ、ちびちびと飲む」という場合に「sip」が使われます。

 

「have」は、「eat」と「drink」を婉曲な表現にしたものです。「食べる」や「飲む」と言った直接的な動作に重点を置くのではなく、「体内に摂取する」という意味に重点を置きたい場合に「have」が使われます。レストランなどで料理を注文する際なども、直接的な「eat」や「drink」よりも「have」を使った方が間接的な意味として表現することができます。

ただし「have」には「持っている」という意味もあるため、「食べる」や「飲む」という動作をきちんと表現したい場合には「eat」や「drink」を使った方が良い場合もあります。

また、「have」は「食事を表す言葉(「breakfast」や「dinner」など)」を目的語として持つこともできます。その場合は、単に「食べる」というだけでなく、「食事の場を持つ」という意味が含まれます。

 

「take」は、「have」と同様に「体内に摂取する」の意で「食べる・飲む」を表します。特に目的語が「調味料」や「医薬品」の場合には「take」が使われる傾向があります。なお、「take」が「食事を表す言葉(「breakfast」や「dinner」など)」を目的語として持つのはやや古い表現とされており、今では「eat」か「have」を使うのが自然です。

 

「swallow」は、「飲む」というより「飲み込む」の意を表します。食べ物や飲み物を「喉から億へ通過させる」という意味で使われます。